成田三樹夫がイケメン過ぎる

成田三樹夫にはまった


きっかけは、クソマンガ・クソアニメとして巷を騒がしているポプテピピックである

このアニメの第8話に「仁義なき戦い」パロディ、第10話に「柳生一族の陰謀」(映画版)のパロディが挿入されていたのである。

後者は原作にも収録されているエピソードで、「柳生一族の陰謀」が元ネタとは特に知らずに読んだり見たりしていたのだが、ツイッターで元ネタ動画として↓が紹介されているのを発見した



めっちゃおもろいやん
がっつり塗った公家化粧におじゃる丸以上のおじゃる言葉、そして狩衣の袖を翻してのうつくしい殺陣、脱いだら意外に素晴らしいマッチョ。
ていうかこの人イケメンじゃない?
公家化粧越しでも美しすぎじゃない?スタイルもいいし……

というわけで、そのままNetflixで「柳生一族の陰謀」(映画)を鑑賞し、確信した。
わたしは成田三樹夫が好きだ。
(ちなみに↑の動画はすべて映画版の後に作られたドラマ版の映像であり、映画版の烏丸少将の出番はもっとあっさりしていた。でもやっぱり強い)

それでは個人的にハマった成田三樹夫映画をランキング形式で紹介していきます。

第一位 「仁義なき戦い 広島死闘篇」の成田三樹夫


まず映画そのものの出来がとてもいい。ポプテピピック元ネタとして前作「仁義なき戦い」(無印)も観たが、人間ドラマとして前作より相当パワーアップしている。
子どものような善悪のつかなさで人を殺しまくる主人公(北大路欣也)や、「こいつ早く死んでくれないかな…(結局最後まで死なない)」と鑑賞者に思わせる腐れ外道(千葉真一)、そして時々ひょいと現れてストーリーに深みを与えるシリーズ主人公の菅原文太など、いいキャラクターはたくさんおり、筋もかなりしっかりしている。

だが見るべきは成田三樹夫である。

成田三樹夫は主人公北大路欣也が所属する「村岡組」で組長の秘書っぽい仕事をしており、ほかのヤクザに比べてこざっぱりしていて賢そうだ。そしてイケメン。
主人公が親分の姪とできてしまいピンチに陥った時も、ボコボコにしつつフォローして九州に送ってくれたり実際しっかりしている。イケメンだ。
あと人が電話しているときに後ろで小さいナイフみたいなものを机に刺して遊んでいるおちゃめな?一面もある。
役名は「松永弘」なのだが、たまに周りからヒロシと呼ばれているのもかわいらしくてよい。

そして物語のクライマックス、無期懲役で服役していたにもかかわらず、恋人が伯父である組長によってほかの男と結婚させられそうになっていると聞いた主人公が脱獄したあと、成田三樹夫大活躍タイムが始まる。

まず、結婚秒読みで嫁ぎ先に送られていた主人公の恋人をマッハで広島に連れて帰り、「恋人はちゃんと広島にいる。組長はそんなひどいことはしない」アピールをしたうえで、主人公とサシで話し、「無期懲役の身なのだからむしろ恋人の再婚を喜ぶべき」と諭す(ここで良いことをやっているように見せかけて結婚話を隠すためにめちゃくちゃ嘘をついているところもよい)

しかし、主人公は「恋人が結婚させられそうになっているよ」と本当のことを教えてくれた人を嘘つきだと思い込んで殺してしまい、成田三樹夫を頼ることになる。

ここでの成田三樹夫がとにかくかっこいい。まず寝巻が浴衣なのがエロくていい。
そして、上記の顛末を聞いた成田三樹夫はさすがにショックを受け、
「(結婚話は本当であり、すべて自分が段取りをした)バカヤロウ、とんのならなしてこのワシを取りに来んのならあ!」
と叫ぶ。かっこいい。
追手が迫る主人公に「待っとれ、ワシが無事なところへ連れてったるけん」と声をかけるのもかっこいい。とにかくかっこいい。

この作品での成田三樹夫演じる松永弘は、組のブレーンであり組長の秘書的存在であり、組長の汚さも全部飲み込んだうえで常にすっと付き従っている。そういうのってほんとうに萌えますよね。

ちなみに、「広島死闘篇」を見る前に無印を見ることをお勧めします。成田三樹夫は出てこないけどいい映画だし、無印の菅原文太のキャラクターを把握しておくと「広島死闘篇」がより楽しめます。

思いのほか長くなってきたので2位以下は次の記事で。




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